ピースボートに乗ってはいけない【12の理由】

ピースボートの世界一周をわたしはおすすめしません。
ピースボートに参加して数年経った今、ピースボートにはデメリットが多いことに気がついたからです。

ピースボートを体験したからこそわかる、ピースボートをおすすめしない12の理由を紹介します。ピースボートの世界一周に興味のある人の参考になれば嬉しいです。

ピースボートより世界一周航空券が格安

停泊中のピースボート
結論からいうと、世界一周航空券のほうが安く世界一周できます。
ピースボートで世界一周する場合は、ピースボートクルーズの基本料金以外に、ビザ、パスポート代などを含め安く見積もっても150万円ほどかかってしまいます。

飛行機会社であるoneworld(ワンワールド)やStar Alliance(スターアライアンス)が提供する世界一周航空券の場合は、かなり格安です。

世界一周航空券の一番安いエコノミー料金は約30万円です。
そこに燃料サーチャージ、ビザ代を含んだとしても50万円ほどで世界一周することができます。

移動費 食事/宿 特徴
世界一周航空券 約50万円 約40万円*日数や旅のスタイルによる 自分でアレンジする。トラブルは自己解決
ピースボート 約140万円 船についている 一人旅よりは安全

また、自分で旅行をアレンジできる世界一周航空券は、自由度の高さがメリットです。
世界一周航空券の座席の種類には、エコノミーだけでなくビジネスクラスも存在します。

ビジネスクラスの料金目安は80万円。乗れる飛行機の便には制限がありますが、それでもピースボートと比べるとかなり安く世界一周できることがわかります。
パルテノン神殿
世界一周航空券は購入する国によってルールや料金が異なるので、購入前にルールを確認しておきましょう。

世界一周航空券のルール例
・東か西への一直線にしか進めない。
・世界一周航空券で使用したい日程とルートを事前に決めておかなければならない。
・日程変更の場合は手数料がかかる

もう一つの注意点として、世界一周航空券を使って地球一周する場合は、空港から現地の宿までの交通費や滞在する宿代など、航空券とは別で考える必要があります。

航空券以外にも自分で手配しなければならないことが多いのですが、安宿を選択していけば、クルーズと比べて全体的安く済ませることができます。

ピースボートは発展途上国に訪れてしまう

発展途上国
ピースボートで訪れる国には、言葉は悪いですがマイナーな場所が含まれています。
世界一周の目的として、やはり観光といった、ヨーロッパの街並みや世界遺産を見たいという人が大半なのではないでしょうか。

ピースボートでもヨーロッパや北欧地域などにも訪れますが、そのほかにも、いわゆる「発展途上国」といわれるあまり聞いたことがない国が世界一周の航路に入っています。
ガダルカナル、マダガスカルやニカラグアといった国がそれにあたります。

これは、ピースボートがNGO団体という特徴を持っているためです。

ピースボートに乗船した人はわかると思いますが、ツアーの種類の中には観光ツアーのほかに、NGOならではの「現地交流ツアー」が存在します。

ピースボートの出会い
発展途上国での交流ツアー(交流プログラム)では、現地の人たちとの交流、支援物資を届ける、といったスタディーツアーの要素が入っています。

ピースボートとしては、観光地ではない場所にも訪れ学ぶことで、世界を身近に感じてほしいというねらいがあるようです。
まわりの人が行かないような珍しい国も訪れるため、先進国の観光や世界遺産が100%目的の人には、ピースボートの世界一周はおすすめできません。逆に観光だけではなくさまざまな体験をしたい人にはよい旅だと思います。

ピースボートで激太り!

ピースボートの食事
ピースボートはクルーズ船です。クルーズ船は、食事が食べ放題なのです。一日中、食事をとることができてしまいます。
1朝食
2ブランチ
3昼食
4ティータイム
5夕食

の合計5回、食事をする機会がピースボートではありました。
基本的には食べても食べなくてもどちらでもいいですが、ご飯の時間になると、自然のルーティンとして食べてしまいます。

デザートもでてきてしまうので、自己管理が必要です。
そのため、ピースボートに乗船すると、大いに太る可能性があると思ってください。自己管理をしっかりとれるようにしておきましょう。

ピースボートは忙しすぎる

忙しいピースボート
世界一周クルーズでは、移動のため陸に立ち寄らない「洋上期間」ができてしまいます。そのため、船内生活を楽しむためにさまざまな催しが行われます。

飛鳥Ⅱやぱしふぃっくびぃなすといった客船では、エンターテイメントショーや映画、●●教室といったイベント開催により乗客を楽しませてくれます。

ピースボートも同じようにさまざまな催し物が行なわれていますが、ピースボートで仲良くなったリピーターの奥様から聞いた情報では「ピースボートは船内生活が忙しすぎ」と他クルーズで言われているそうです。

忙しすぎる理由は明確で、ピースボートは企画の数が多すぎなためです。
ピースボートの特徴の一つでもありますが、乗船者が企画者となって行なう『自主企画』が多数存在していることが原因です。

ピースボートの同窓会

過去に行われたものとしては、
手話を得意とする参加者による『手話教室』
腹式呼吸で健康になる『スポーツ吹き矢』
賭け事なしの『健康麻雀』
個人事業主による『フリーランスのすすめ』
インフルエンサーによる『SNSのバズり方法』
証券会社に勤めていたひとによる『マネー講座』

などがありました。

このようにピースボートでは、乗船者であるお客さんが企画を積極的に行なってくれます。だからこそ1日の船内スケジュールが詰まっています。(1日のに80ほどの企画が行なわれているそうです)
この自主企画の他に、特別ゲストによる企画や講座、季節もののイベント(例えば、隠し芸大会ハロウィンイベント、洋上夏祭りなど)が同時に開催されているのです。

ピースボートの企画は出入り自由なのはいいのですが、興味がある企画が被ってしまうとあっちこっち移動して…と、船内を走り回ることになってしまいます。
また、企画に参加したことで、帰国後の趣味が増えてしまう可能性もあります。

ゆっくり過ごすために選んだクルーズ生活だったが、思ってた以上に忙しく過ごした、という声も聞きました。

ピースボートは日本人だけの世界一周ではない

ピースボートで交流
ピースボートの船の上は、日本語のみですが、外国人スタッフと話して英会話レベルを上達させることができます。

ピースボートで使用している客船は、外国船籍です。外国船籍ということは、クルーの国籍も多国籍。インドネシア人、フィリピン人、ギリシャ人、ロシア人、日本人もいます。海外クルーの言語は、英語と少しの日本語です。

海外クルーとは客室の掃除やレストランなど、船内のいたるところで出会うことができます。ピースボート乗船者の中には、自身の英会話レベルを向上させるために、わざわざ外国人クルーと話している人たちもいます。

ピースボートのクルーは、仕事が忙しくない限り、私たちの英会話の練習にも付き合ってくれます。最初は簡単な言葉でしか会話できなかった友人も、クルーとの会話で英会話のレベルを向上させていました。

観光で英会話レベルをあげる

ピースボート観光
また、自由観光していくと、自然と英語レベルがあがっていきます。

タクシーを使う時も、博物館の入場チケットを買う時も、最初はうまく伝えられなくても、ピースボートの世界一周の後半には、自然な英会話が口からでるレベルになっています。旅行で使う一般文法、一般単語は身に付くと思ってよいでしょう。

ピースボートで世界の人と出会って英会話

途上国に行くピースボート
ピースボートで交流プログラムに行ってしまうと、現地の人たちと交流することになります。現地の人たちとの出会いは、語学力アップの瞬間です。

最初は相手にゆっくりと話してもらい、自分の知ってる単語で伝える。ピースボートの交流プログラムではこれを繰り返します。そして、船に戻ったらクルーと英語で会話をする。だから、自然と基礎英会話が身に付いてしまう環境がピースボートにはあります。

自分で決めなければならないピースボート

ピースボート
ピースボートは1人参加の乗船者が多数を占めています。そのため、20代であろうと60代であろうと、自然と自分に合う船内コミュニティがいくつかできてきます。

複数のコミュニティに所属すると、企画や安則がダブルブッキングします。コミュニティが多すぎるとただただ忙しくストレスになってしまいますので、自分にとって居心地いいコミュニティを早めに決めるのがピースボートを楽しむコツです。

先述したように、ピースボートは船内企画が多数あるため、どれに参加するのか自分で決めなければなりません。企画の数が少なければ悩まなくてもいいのに、ピースボートはその日をどのように過ごすかという、1日のスケジュールを決めるところからスタートしてしまいます。
ピースボートのコミュニティ

ピースボートで寄港地を自由行動する場合も、誰と行動を共にするのか、誰の誘いを断るのかを決めなければならないんです。

それだけ、ピースボートは人とも経験とも出会いの宝庫なのです。
自分で決めるのが苦手な人には、ピースボート世界一周はストレスになります。

ピースボートにいるマナーが悪い人たち

ピースボートのマナー
ピースボートに参加しているひとの年齢層はバラバラです。普通に考えると、年配の人はマナーがよく、若者のマナーが悪いと思いませんか?

結果的には、年配者のほうががマナーが悪い印象です。
列に割り込みする。観光ツアー中に自分の思い通りにならなくなり大声で怒鳴る。

「みんな言ってる」という言葉を使ってくる年配者と出会ったら要注意です。悪気がない分、混乱を招きます。
ピースボートは年配者の乗船も多いので、年配者が目立ってしまうという要素もあります。

マナーもよく、言葉遣いも上品で、協調性のある年配者が大多数です。
食事中に『はじめまして』と話してみると、気さくにお話してくださる方もたくさんいらっしゃいます。

親身に相談に乗ってくれたり、
気軽にお酒を一緒に飲み交わせる方。
みなが楽しめるように、船内で活動している年配者もいます。
ピースボートの仲間
年配者だけではなく、10代、20代の若者にも尊敬できる人たちは存在します。

10代20代なのに考え方がしっかりしている人。
一人ぼっちなひとがいれば、年齢問わず声をかけるひと。
若くに事業を立ち上げた行動派の若者。
高齢者を見かけたら自然に席を譲る10代。

相対的にみて、ピースボートはマナーが悪い人よりも、やさしい人の方が圧倒的に多いので安心してください。
そういう方が多いからこそ、マナーが悪い人が目立ってしまっているのかもしれません。

ピースボートの洗脳疑惑

peaceboatpeople
ピースボートに乗ると洗脳されるという噂があります。ピースボートで世界一周したわたしだから真実をお伝えしますが、ピースボートで洗脳されることはありません。

船内の講座内容は大学レベル程度です。考え方も中道左派な印象です。ピースボートは何を選択するのかは自由すぎるので洗脳できるほどの力はありません。

それはそうと、ピースボートは出会い多き旅です。日本では話さないような人とも自然と出会い、話していきます。

例えば、以前の職業が教師の人と出会えば、会話の中で「教育」について深めていくことも可能です。

自分がまだ家庭を持っていないのであれば、主婦の人たちから「家族」について知ることがあるでしょう。どんな旦那を選べばいいのかわかるかもしれません。
ピースボートの自主企画で技術が身につくこともありますし、水先案内人と呼ばれるゲストの講演会で教養が得られることもあります。

専門家の話は自分の感性を研ぎ澄ましてくれます。
ピースボートの生活で新たな自分を知ることになります。

陸で待っていた人からすれば、その過程を知らないからこそ、「行く前と比べて考え方が変わりすぎている。船内で洗脳されたんじゃないか」という印象になっているのかもしれません。

ピースボートに乗ると帰りたい気持ちになる

ピースボート帰りたい
普通の観光であれば、景色をみて「きれい!」と思うでしょう。

ピースボートの旅は、同世代や年下といった年齢に関わらず斬新で圧倒的な考えを持つ人と出会うことがあります。
そのため、相手と自分と比べてしまって、落ち込む人も少なくありません。
そうすると大抵の人は、「もといた日常生活に帰りたい」と思ってしまうのではないでしょうか。

ピースボートに乗っている1000人の生き方と出会いで、自分自身の過去や未来を考えていくキッカケに繋がっていくでしょう。
他者との会話で、自分の考えも整理されていきます。

ピースボートでひとりになる空間も大事にしましょう。
360度水平線をみながら「人生を振り返り、これからの生き方を考える」なんてどうでしょうか。ピースボートの世界一周は自分自身と対話するにはちょうどよい時間と空間なのです。

ピースボートに乗ると普通の生活ができなくなる

普通の生活
高校で勉強を頑張るのは、偏差値の高い大学に入るため。高学歴の大学に行くのは有名企業に就職するため。企業に勤めれば、老後が安泰。。。
という流れと考えが日本には残っています。

学生生活が終わったら、普通に就職したい。
できれば安定した会社に勤めたい。
と思っている人は、ピースボートで世界一周することを辞めることをおすすめします。

なぜなら、ピースボートに乗ってしまうと前述したように、1000人の乗船者の人生に触れます。ピースボートには多くの経営者が乗船しています。相対的にみて、高齢者の経営者が多いですが、20代の経営者もそこそこ存在します。

ピースボートの参加者は仕事のスタイルも自分らしい!時代を捉えている

ピースボートの仕事
・パソコン1台でどこでも働けるノマドワーカー
・フリーランスのプログラマー
・SNSマーケティングに特化したインフルエンサー
といった今を生きる人たちが、ピースボートには乗っています。70歳を過ぎて、事業をスタートさせた人もいます。

親として安定した就職を期待するならば、ピースボートへの乗船は反対しましょう。
ピースボートは先進的でハイスペックな考えの人が多すぎるので、学校を卒業したら「普通に就職しよう」とはならなくなってしまいます。

自分の時間を優先して、やりたいことを後回しにはせず、いま輝いている人がピースボート乗船者には多い感じがしています。

ピースボートに乗船したあとの道は!

ピースボートの進路

・自然食品を扱うカフェ
・キューレーションサイト運営
・沖縄でゲストハウス運営
・アプリ開発
・ユーチューバー
・オーガニック農業
・ハンドメイド鞄の製作販売
・歌手 水曜日のカンパネラのコムアイさん

ピースボートは追加料金が100万円ほどかかる

ピースボートで遊ぶ
たった3ヶ月、されど3ヶ月のピースボート。いままでの生活と比べるとピースボートの世界一周は短い期間にもかかわらず。なぜか、一生付き合える仲間ができがちです。
同じかまの飯を食べ、世界一周をした同調体験は心に突き刺さるためなのかもしれません。

落ち込む時にも支えてくれる仲間。ボロボロになりながらも共に船内を創り上げていく体験は格別です。

ピースボート帰国後も仲間たちとの集まりは続きます。参加したければ参加するというゆるいスタンスですが、なぜか久しぶりに会いたくなってしまいます。そして、結婚式も呼ばれるでしょう。毎年ピースボートの仲間が結婚式をあげるので、交通費もご祝儀もかかってしまいます。

ピースボートは、帰国後の同窓会でより深く良さがわかります。さまざまな世代の人たちが全国から同窓会のために集まってきます。そして、将来や未来のことを語り合い飲み明かします。
ピースボート同航会
ピースボートの世界一周から10年目に10周年記念パーティーをするクルーズもあります。
当時学生だった仲間たちも、部長・マネージャー・専門家とそれなりの立場になっているので、10周年で困ったことがあれば一緒に世界一周した仲間が助けてくれるのです。

10年以上も続いてしまうピースボートの仲間たち。ピースボートに払う最初の140万円は100日間の世界一周だけではないことがおわかりいただけたでしょうか。

ピースボートで恋愛のゴタゴタがある!

ピースボートの恋愛事情
ピースボートでは、恋愛対象として好きな人ができてしまう人が多いようです。
やはり先ほども書いたように、世界一周という「非日常的な空間」で、同調体験をすることで、より相手が魅力的に見えてしまうのかもしれません。
もし、現在お付き合いしている相手がピースボートに参加する場合は、注意が必要です。
ピースボートに乗ったことで素敵な出会いをしてしまい、別れた人もいます。

少数ですが、陸の相手を一途に思いつづけた人もいます。
その人たちは、帰国してから結婚しました。

私の考え方ですが、ピースボートに乗って別れてしまう相手であれば、遅かれ早かれ別れる運命だったのかもしれません。
ピースボートの恋愛

ピースボートで出逢ったことがきっかけで、結婚する人も1クルーズ2,3組ほどいました。
多いクルーズでは5組もいたそうです。

年齢関係なく、40代、50代、60代で結婚した人もいます。
「結婚」という形ではなく、元家族である子どもたちのことを考え、「事実婚」という形で帰国後パーティーを開いている人もいました。

同じ「旅」という趣味を持った出会いは素敵です。
恋愛に限らず、出会いを求めている人にはピースボートは絶対おすすめです。

ピースボートまとめ

ピースボートのまとめ
ピースボートに乗ると混乱してしまいます。
理由はピースボートに乗船することよって、やりたいことの選択肢が増えているためです。

普通に就職したり、事業をスタートアップさせたり、フリーランスになるためのスキルアップに励んだりするでしょう。

キャリアを磨くために海外留学や学校に通い直すこともあるでしょう。
大学生なら、インターンや資格取得試験対策に取り組むことも。
お金の働かせ方を学んで投資家になった人もいます。
途上国との触れ合いで青年海外協力隊にいった人もいます。
国境なき医師団で働き始めてしまったひともいました。

反対に「やりたいことが多すぎて何から取り掛かればいいのかわからなくなった」という人もいます。

自分がやりたいことのために、どんどん動いていくマインドになるピースボートは帰国後忙しくなります。どんなに小さな行動だとしても、自分の考えを具現化して行動していくことは大きな成長に繋がります。世界一周航空券で世界を回る方法よりもピースボートのほうが広く深い人的財産に出会えると思います。
ピースボートの船は面白い
普通の旅行がしたい人には、ピースボートの世界一周はお勧めしません!「世界一周を体験した!」という旅行の事実だけでは伝えられない部分がピースボートにはあります。お金や時間、生き方まで左右してしまうピースボートという旅。

わたしはピースボートの世界一周でかなり人生に変化がありました。ピースボートで出会った仲間とフリーの仕事をしています。乗船していなければ今の仕事を始めることはありませんでした。
乗船中も帰国してからも、何が起こるのかわからないピースボートクルーズは、普通の生活に飽きた人におすすめです。